スペインの医療体制とスペイン語圏での性認識事情と日本の男尊女卑と私の夢

かいしょ〜ぱちゃらんです
とてつもなくお久しぶりですがやっと制限のない電波を手に入れることができました泣
そしていつも性に奔放に生きているように書いていますが今回はちょっと真面目に書きます

友人が妊娠して女性の生き方とか権利とか国ごとの医療制度とか色々考えさせられましたっていう回です

スペインでは公的医療が無料です
スペイン全域のことは詳しくないけど、
その対象は、正規契約で仕事して社会保険料を払った人と
社会保険料払ってなくても一年以上スペインに住民登録してる人です

そしてEUではその健康保険カードが国をまたいでも使用できます
例えばスペインの健康保険カードを持っているとフランスで怪我をして病院にかかっても治療費はスペイン政府に請求されるっていう仕組みです
私もスキーで肋骨にヒビが入ったときに作りました
ここにいると生命保険とか余計な金いらないな〜なんて思います
でも公立病院で治療するには少し時間がかかるからなんでも早くやってくれる私立病院もあります
私立病院は全部自費笑
私立病院向けに医療保険もあったり、がんで公立病院に入院する際に仕事を休まないといけないとかなんとかの事情もあるからそういう保険もあります
でも基本は公的医療は全部タダ!

なんと中絶も無料でした

ビックリした
そして存在は知っていたけど中絶するのに内服薬があります
さらにビックリした
ちなみに妊娠して出産するのも無料です
出産後政府の援助もあります

例えば日本で生む準備できてないのに妊娠したら
中絶するのに大体10万円…
方法は掻爬法か吸引法なんだな…
産むとしても妊婦検診各回5000円
出産費用が公的援助で出るにしても合計8万円くらい出費するって聞きます
そして子育てにはそれ以上のお金がかかる
貧乏人はどうしたらいいの?
悲しい事件起こすしかないの?
少子化対策って言ってるけどお金ないし信頼できるパートナー見つからないからなかなか産めないんだけど?

私と日本のことは少しおいておいて、
友人のふんわりしたあらましはこうです

ビザなしでスペインに生きる友人
コロナで仕事休みだけどビザなしで正規雇用じゃないから社会保障受けられなくてもう貯金が底を尽きる
昔は惚れていたけど今はもう何とも思ってないセフレとの間に隔離生活終了後の一回で妊娠した
コンドーム着けてたのに(品質問題ェ…
将来愛する人との間に子どもを持ちたいっていう夢がある
でも今は無理だし愛している相手なわけでもなからコンドーム使ってた
こういう事態を防ぐためにコロナがなかったら今頃はUDI装着済みなはずだった
私の赤ちゃん…って言ってぼろぼろ夜通し泣いて大きな目が勉三さんみたいになってた

流れはと言いますと

なんか体がおかしい

妊娠検査薬で陽性(6週)

住民登録しているところの公立診療所に電話
この時にもう友人は中絶の意向を伝えていました

いついつ封筒取りに来いって言われる

封筒取りに行く

採血の予約入れる
大量出血に備えて血液型と感染症の検査のため

帰宅して封筒の中身全部読む
内容は、出産する場合に受けられる援助と中絶する場合の方法とリスク

採血受ける

公立病院では中絶やってないので近所の私立の産婦人科クリニックに予約入れる

採血結果と封筒全部持ってクリニック行く

問診と超音波検査受ける

14週以下なら内服、以上なら吸引法
友人は内服適用する週数

その場で内服する

1-2日後に自宅で膣剤挿入

出血が始まる
人によって副作用は吐き気、痛み、大量出血など色々あります

出血、副作用治れば通常の生活に戻れる←友人イマココ

1週間後再度超音波検査

です

出血中は子宮搾られてるみたいな痛みでめっちゃ血出たでって教えてくれました
夜は彼女の同居している別の友人に任せて翌日午後に会いましたが
寝れずに疲れていたけどスッキリはしていました
もちろん精神的にも身体的にもめちゃくちゃダメージうけたことには間違いありません
検査判定出た時の取り乱し様から葛藤を乗り越えて冷静に前を向ける様になるのをそばで見ていて
女性の生き方とは権利とはということを色々考えていたんです

冒頭でも書いたけどまず思うのは

なんで日本で中絶薬の内服は認可されていないんだろう

どことどこが利権で甘い汁吸って良い思いをしているんだろう
股に機会突っ込んで処置する方法と内服薬では女性の精神的ダメージが雲泥の差だと思うんです

甘い汁吸ってるどこぞの省のオッサンを
「今から世界の真理を解らせてやる。お前は女で妊娠している。だが産むのは許されない。」って催眠かけたあと
婦人科診察台に乗せてM字開脚させて金玉痛ぶってから前立腺生検でもしてやるのがスジな気がする
そのあと朦朧としながら「私の赤ちゃん…」って泣くまでがセットでな

私はすべての子どもは望まれて生まれてきてほしいと思います
でも人間の生理的三大欲求は食欲睡眠欲性欲です
女性にも性欲は(人によりますが)あってセックスを楽しむ権利があると思っています

男性はどれだけ多くの相手とセックスして子孫を残すかっていうことが本能的に備わっていて大変だなあと思います
が事実だしせっかくの男性の人生を楽しめば良いと思っています

女性は子どもを作るときだけセックスしていれば良いと思いますか?
私は思いません
生殖に対して役割の違いはあれど男女平等に性を楽しむ権利はあると思います
(生涯でフェミニストっぽい発言初めてした気がする)

そして中絶したくて妊娠する女性もいないと思います
でも各種避妊方法は100%ではないです

なのに愛する人同士でお互い相手を気遣ってセックスする人ばかりではないし
コンドームにも穴はあるしUDIは子宮内でずれるしピル飲めば吐き気とか副作用出るし
女性にも楽しむ権利はあるって書いたけど妊娠のリスクを考えるとふんだりけったりです

そして避妊方法に不具合があった時に精神的肉体的ショックを受けるのは女性だけ
せめて金銭的ショックはどうにか分かち合ってほしいところ…せめて…
分が悪いよな〜

性器の挿入しなくても粘膜と分泌物の接触だけで性感染症のリスクはつきまとうってことだけ男女共通だね
同性同士でセックスする場合でも
HIV、梅毒、ヘルペス、肝炎ウイルスなんて一生モノの病気を知らないうちにもらう、媒介するって考えてほしい

だから性教育というか性に対しての知識って大切だなって思いました
そんなことから性教育を話す流れになったけど

スペインだと学校で
性器を挿入する前に女性器を濡らして痛くない様にしないといけない
とか
射精に模した水の噴射するちんこの模型を使ってコンドームの装着、
射精後コンドームを上手に外してゴムに空気を入れて穴が空いてないか確認するところまでがセックスだ
とか教わるって言ってた

ブラジルでは空気漏れ出るかまではやらないって笑
そして中絶は法律で禁止されているけど需要はあるから闇で中絶するって…
日本よりもおっかない
キリスト教の国だからと言うのもある
そしてまだまだ男尊女卑の文化が残っているって言ってた

キューバでは教育はされるけど国内に現物がないって泣
そしてみんな性に開放的だし、外国人観光客相手に売春をする女性もいるから
結構妊娠するって言ってた
中絶は合法で内服薬もある
産んでも医療費タダだから結構みんな中絶せずに早く産むと

今の私は各国の事情に胸を痛めることしかできないよおおおおおおorz

そして日本の性教育は
私32歳だけど、学校でそんな踏み込んでなかったな
教科書説明して終わり的な
90%独学な気がする
最近の事情がどうなのかよくわからないけど、もっと発展してくれていることを願うばかり

そしてこの機会にヨーロッパや中南米の友達と身体や性について色々話したけど、男性は女性の身体のことを詳しく理解していてびっくり
それに女性も自慰をすることは当たり前っていう共通認識にもびっくり
各びっくりと同時に嬉しみ
世界は平等に近づいているという嬉しみな

でも性教育が発展するには、若者たちに教える立場の人間の考え方が発展していないと教育そのものができないと思う
日本では女性が性について色々発信することがまだよく思われていない気がする

最近セクシー女優さんとかYouTuberの方もがんばってくれて本とかネットで情報発信してくれているけれど
日本にははしたないという言葉があんねん

はしたないっていう言葉自体がその文化を表していると思う
確かに、恥ずかしい秘密を分け合うからセックスは楽しいと思っていて
恥の概念については無くなってほしくないですよ

官能とは想像で、隠そうとするから知りたくなる、初めから大っぴらにされると萎えるということも私は同時に思っています
全裸より透けるか透けないかの下着、体にフィットしたスーツの方が興奮するっていうアレね
まあそれも人によるから初めから全裸がいいと思う人もいて当然です

で、はしたないって言葉ね
今まで生きてきて感じたのは男性にはしたないってあんまり使わない気がする
「女の子でしょ、はしたないことしないの」って言われて育ってきた気がする

なんで(;_;)
男も女も同じ人間なんじゃないの(;_;)
男尊女卑なの?なんなの?

一番最近のハシタナイ言われた案件は結構前になるけど
セックスで早漏の元彼、DV警察官クズの極み変態ハゲ短足マザコン
自分だけ先にイってそのまま寝落ち
私イってないから隣で自慰開始
私もぞもぞしてハゲ起きるからの「」
なんでって言って抵抗してやめなかったけど討論しようとしたらハゲはまた寝落ち
その当時はあざつけられてもパンツ履かせてあげても好きだったけど忘れるのに一年かかったけど
今考えると本当に手放してよかった!笑
引き取ってくれた他の女どうもありがとう!

つまりはしたないって言葉がある限り男尊女卑文化は存在しているのではないかって思うわけです
男尊女卑文化が存在しているということはまだ女性の権利があまり確立されていないということで
セックスの平等とか家庭内役割の平等とか育児休暇が〜とかいつまでも中絶方法が旧式だとか改善されていかないんだろうなあと思います
(うおおおフェミニストおおおおおお)

こんなことを言っておいて私はフェミニストの自覚はないけどもうフェミニストなのでしょうか?
多分、「意識高い系の欧米かぶれのまんの者」とか言われることは容易に想像できます
フェミニストを基地外のように叩いている男性には辟易するけど
同時にフェミニストの女性でいきすぎた権利ばかり主張している人にもゾゾ気がします
声をあげるのは大事になことだと思いますが一方通行ではうまくいかない

だから同時に生活レベルでの草の根活動をしていかないといつまで経っても世界は変わらないと思います
男性と女性で脳や身体の構造に違いがあるのは重々承知な上
冷静に建設的に、こうこうこうだからこう思うっていう話を愛する人、パートナー、セフレ、友達と議論する機会ぜひ持ちたいです
というわけでご意見お待ちしています
そして将来子どもを持てたら、自分の子どもにも教育するっていう方向性でな

余談だけど、バスクの女性は強いです
母ちゃんになるとなおさら強すぎて、
その昔男たちは家庭の外に居場所を作るために男性だけで場所を貸し切りにして美食倶楽部を作ったって聞きました
今では女性も美食倶楽部に参加できます
だから昔から強い母ちゃんの教育を受けて育ってきたバスクの男性は大体の割合で優しくて平等意識が高いっていう印象を受けました
だから教育って大事よね

つまり何が言いたいかというと
早くみんなが笑顔で暮らせる日がくるといいのになっていう私の夢です

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